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【正直感想】『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は良質で”らしい”映画だった

まず、筆者は特にマリオファンではない。

シリーズはいくつか遊んだ程度で、マリオとの距離感は平均的な人間だと思う。

ファンでもないのになぜ見たかというと、話題になっていて評価も高かったからです。

youtu.be


63/100点

マリオを映画にするならまぁこうなるか。

不満点は特になし!
ペンギンやヘイホーも可愛いし、アクションも楽しい。
クッパはじめCG全般の迫力もあり、テンポも速い。
ドンキーやマリオカートなど様々なシリーズネタを盛り込んだ贅沢なファンムービー。

キャラ付けの浅さ含め、
豪勢に、手を抜かず作られた、子ども向け映画の印象。
大人が見ても特にハマったりはしないが、
ピーチ姫の出生やルマリーはちょっと意外なキャラ付けで面白かった。

何より映像の楽しさとデフォルメのバランスが良くて最後まで見られた
さすがミニオンズでお馴染みのイルミネーション。

現実パートで若干疑問だったのが兄弟に対する家族の態度の差。
ルイージは何らかの精神的疾患を持っているか、
ああ見えてマリオとかなり年が離れているのだろうか?
……と思うくらいにはマリオへの態度との差が気になった。

おそらく意味はないんだろうけど。
そういった疑問自体この映画にそぐわないというか、
シラケさせてしまうな。

 

マリオシリーズのキャラデザ

常々思っていたのだが、
マリオシリーズのキャラクターデザインはあまりに子どもっぽい。

「分かりやすい」のと「オリジナリティ」はあるが魅力が全くないじゃないかと思っていて、
小学校低学年までしか好まないようなデザインというか。

新作が出ても「プレイしたら面白いに違いないだろうな、マリオだから」と思う程度に信頼しているのだが
プレイしたい気持ちが起きにくいデザインなんだよな。
少なくとも我にとっては。

マリオシリーズは「ゲームの安全な入り口になること」が目的であって、
大人に向けたキャラビジネスじゃないんだろう、とは思うが
どんなに映像技術が上がっても心打たれないデザイン過ぎる。

大人も楽しめるゲームだし、任天堂の顔なのだから、
もっとセンスあった方がより幅広く愛されるのではないか……?

例えばディズニーは、
完全に「子どもに向けたアニメの安全な入口」ではあるが
画風やテイストで大人もターゲットのデザインになっているじゃないか。

その枠は今後スプラトゥーンが務めるのかな。