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【正直感想】映画『バズ・ライトイヤー』はバズの尊厳破壊

トイストーリー4があまりにもアレだったので

 

no-correctness.hatenablog.jp

 

バズと言えばトイ・ストーリー4での知能デチューンが記憶に新しいが、
見る気が失せるのでネガティブな言葉は口にしないぞ!と心に決めて視聴。

バズの運命を変える仲間たちが集合!『バズ・ライトイヤー』日本版本ポスタービジュアルが解禁(画像1/2) | 最新の映画ニュースならMOVIE ...

 

 

一時間半後、
スペースレンジャーを組むラストシーンで思わず零れた言葉。
「くっだんな……」

 

40/100点

 

ソックス(ネコ型ロボット)が可愛いだけの映画。
バズが好きであるほど、失望すること請け合いだ。

 

前提として、この映画は
トイ・ストーリーのアンディが、この映画を見てバズが大好きになった」
という設定である。
後付けではあるがこれがバズ・ライトイヤーの原点として製作された訳だ。

 

それがこの有様か。

決め台詞「無限の彼方へ、さあ行くぞ」などをこの映画発とすることで、バズの全てが安っぽく感じる。

トイ・ストーリーでバズが周囲から浮いていたのは、
精神がスペースレンジャー過ぎておもちゃである自覚がなかったからだが、
そもそも本物のスペースレンジャーのバズライトイヤーを
ポンコツ気味の痛々しい弄られキャラにするのは
ズレているとしか言いようがない。

 

押し付けがましい教育絵本のように「他人を信じ頼ることの大切さ」を説くためだけの浅いドラマ。

 

しょうもないコメディ要素が強い。
魅力のない同僚、ラッキーでピンチを乗り越える仲間たち、
そして彼らを信頼していくバズも、能力的にも人間的にも魅力に乏しい。

 

この映画を見て子供たちがバズに憧れるわけないだろ。
欲しくなるとしたらソックスの玩具だよ。

 

Sox Lightyear Wallpapers - Wallpaper Cave

 

良い点を挙げるとすれば、映像表現は素晴らしい。
リアルとデフォルメのバランスをとった質感は見事。
さすピク。

 

ザーグの正体はトイ・ストーリーファンなら2で既に知っているが、
きちんとサプライズにしてきたのはよかった。

 

それだけのために見る価値のある映画とは思わない。
トイ・ストーリーと無関係に見れば50点くらいだろうか。

 

4に引き続きバズ・ライトイヤーというキャラは貶められ続け、
何のための映画だったのだろうか。

 

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