「ONE PIECE FILM RED」という映画があるじゃないですか。
見たんですよ～遅ればせながら。
世間様から2.5周遅れながらようやく追いついたゾ。
元々フィルムレッドは見たいと思っていた。
何故ならウタのキャラデザがクソ可愛かったから！！！！！
ポスターのセリフが「ねぇルフィ、 海賊やめなよ」。
この見た目でルフィの価値観に真っ向から
喧嘩売ってくる幼馴染なんて最高じゃん！！！
ポッと出とか関係ねぇ、刺さればそれが正義だ！！！
歌の方はyoutubeで何度も聞いていて、
特に「新時代」「私は最強」「逆光」がお気に入り。
「Tot Musica」はネタバレくさいので避けていた（かしこい）
で、見た感想を正直に。
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64/100点。
既存のワンピースキャラが見たかったんだよ！という層にはおそらく超不評だろうと想像できる。
あまりにもウタのための映画だから。
我（われ）的には問題はそこじゃなかった。
最初の30分が、苦痛。
後半加速度的に面白くなってくるだけに、
最初の30分は構成的に大失敗だったのでは……？
サブスクで見ていて脱落しかけたレベル。
何も分からない段階で聞かされるウタのライブが、長ーーーい！
演出もよくないよーこれは。
まだ何の思入れもない新キャラの歌唱をフルサイズで聞かされ、
え、この映画ずっとこう……？と不安になってくる。
版権料に予算の大半を費やしゲーム部分が疎かになる
有名原作のキャラゲーの如く、
有名アーティストのタイアップ曲達に予算持ってかれて
脚本が雑になっているのだろうか？
そう怯えながら30分を過ぎると、
ウタの能力が明かされ始め、ようやくキャラに感情が乗ってくる。
ずっとチクチクした喋り・態度のウタにも合点がいってくる。
よかった、面白いじゃん！！
戦闘作画が気合入り始め、映画お約束のお助けキャラ達の活躍。
これこれ〜。満足度が急上昇。
ウタの曲で一番演出的にビシッとハマってたのがトットムジカで、
それ以外は（あ、こんな感じで流れて終わり？）なのでそこは勿体無かったな。
一貫して世間知らずの独りよがりの押し付け善意大暴走、なのだが
それを踏まえてのルフィの態度が一番刺さったな………
天竜人ですら傷付けたくなかったウタが、ルフィにだけは〇す覚悟決めてたの…そういうことだろ。
シャンクスの娘でルフィの幼馴染のウタの物語としては描き切った感がある。
もっとウタを見てみたかったが、この決着しかなかったんだろう。
個人的には、もう少しだけウタに愛嬌があったらバッキバキに刺さって致命傷になりかねなかった。
命拾いした。
原作でも見たかったねぇ、ウタ。
……全然登場してくれても良いのだぞ？？
