人類、正しさなんてここにはないよ

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【正直感想】『ダージリン急行』を見て、雰囲気インドを味わう

薄ら駄目な3兄弟が、人生の諸々に折り合いをつけられるまで

映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』1/28(金)劇場公開記念!ウェス・アンダーソン監督作品 デジタル ...

69/100点

 

家族に「こうあってほしい」と期待することって大抵叶わない気がする。
一番近くの他人だけあって、無意識に要求しすぎているのだろうか?

などと思いながら。

 

大体どこを切り取ってもインドの絵葉書のような映画。

 

ウェス・アンダーソンの作る夢のような色彩と画面が、
アートブックに見入っていたかのような視聴後感をもたらす。

この現実離れした画作りが、ウェス・アンダーソン
最大の強みでもあり弱みでもあると思っているのだが。

 

キャラクターの背景を俳優の雰囲気に拠ることで
人生を語る必要性を省略している。

シュールでリアリティの薄い、俳優(の茶目っ気頼り)の演技といい、
今作では特に、話の筋や人物の行動はふわふわしているのだが、
不思議とまた浸りたくなる魅力がある。

 

 

・次々と展開がある
・色彩が好み
という2点でグランドブダペストホテルが今のところMYベストアンダーソン。