本日9/1、国際霊長類の日らしい。
猿の惑星、ジェネシス<創世記>もライジング<新世紀>も見たはずだけど覚えておらず……脳細胞の衰えに怯えつつ視聴。
69/100点
絵面地味すぎるんとちゃうか?という懸念もあったが、普通におもろい。
ジェネシス・ライジングの内容はやはり覚えていなかったが、映画の視点も過去のことは知らずに育ってるノア(チンパンジー)だから、この世界の歴史に対して無知で丁度良く感情移入できる。ノアと一緒に知っていくことができるし、前作までのファンはどう明かされるかをハラハラしながら見守れる。
序盤はガチで猿キャラクターたちの区別つかなくて心配だったんだが、そんなのハリウッドさんは想定済みですわな。やはり進んでいくと自然と区別つくようにアイテムや種族でキャラ分けされてます。ハリウッド舐めんなよつー話。
『猿の惑星』は人間社会が崩壊し支配種が猿に取って代わられた世界のIFを描く作品なのだが、もっと猿側の文明発展していてもいいんじゃないか?デバフかけられているように感じた。
人類として人類に肩入れしてしまうのだが、全体的に猿(エイプ)は人間よりも性善説に感じるし(村を焼く奴らに感想それなのおかしいんだが)、それが故に文明の発展が遅いのかもしれない。人類の歴史は裏切りと悪意の歴史。
それを踏まえて、警戒心もあるプロキシマスが好きだ。
カリスマ性があり、賢いリーダーが大好きだ。
彼もラカと別ベクトルでシーザーを崇敬しているわけで、全体の利益のために動いているという点で統率者として正しいし、自分の代で成し遂げたいという野心も至極理解できる。
え、コイツ……嫌いになる要素がない。
明らかに主人公と対立する敵のトップなんだが、彼はクソ野郎として描かれていない。
(村焼いたのに?)
相容れない信念の対立、故の決別、悲しいね。
ノアも嫌いじゃないし、ノアがあの性格だからラストのノヴァとのシーンが一際映えている。徹底して猿と人類の対比なんですよね。
トレヴェイサンを見たろ?
続編あれば絆と裏切りのハザマでもっとゾクゾクさせてほしい。
なぜノヴァには知能が残っていたのか、そこらへんはライジングジェネシス見直せば合点がいくような背景説明があるんじゃないか。ハリウッドさんのことですから。